30-12 食欲の秋とは
秋がくると「読書の秋」「運動の秋」「芸術の秋」などと並んで「食欲の秋」と言われます。なぜ、秋なのでしょうか?秋になると食欲が増してくるからなのでしょうか?
実は、秋になると食欲が増してくる原因は、基礎代謝が関係しています。基礎代謝とは、人間が生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。基礎が代謝が高くなる、ということはエネルギー摂取が必要になってくる、という意味です。
その基礎代謝は、夏に低く冬に高くなると言われていることから、秋になると、基礎代謝が高まる時期になり、その分体が生命維持に必要なエネルギーを必要としてくる、ということになります。「食欲の秋」のいわれになったかどうかはわかりませんが、科学的根拠に基づいているといわれると、妙に納得してしまいます。
実際、秋になると新米やさつまいも、きのこ類、柿に梨など、美味しい旬の食材がまわりにあふれます。そして、暑くて食欲が落ちる夏から、少しずつ涼しくなる、そんな気候も良いことからつい色々なものを食べたくなる季節かもしれませんね。
食べすぎてしまって後悔したりすることもありますが、基礎代謝があがって体が必要としているからだ、と割り切っても良いかもしれません。