30-13 夏野菜の効果
夏野菜、と言われたら、皆さんは何を思われますか?
きゅうり、トマト、かぼちゃ、なす、ピーマン、ゴーヤにパプリカ、、こういった野菜を想像される方が多いのではないでしょうか。夏にはカラフルで色の濃い野菜が多いですね。これらの野菜は強い太陽の光を浴びて生長します。
近年、品種改良や栽培方法が確立されたこともあり、夏野菜と呼ばれるものが年中手に入るようになりました。しかし、旬の野菜が、安くておいしい、そして栄養価が高いことには変わりがありません。
旬の野菜は、その気候や時期に合わせて我々の体の調子を整える役割を持っています。
特に、夏野菜には、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、カリウムといった栄養素を多く含む野菜がたくさんあります。これらの栄養素は、ほてった体を冷やし、抗酸化作用で夏バテを改善してくれます。また、水分を多く含んでいることから、水分補給源として重宝します。そして、強い紫外線を受けるとできやすいメラニン色素の沈着を防ぎ、健康な肌を保ってくれます。
ビタミン類は、表面の皮の近くに多く含まれていることから、皮のまま食べることができるものはそのまま食べると良いでしょう。食欲が減退しがちな夏ですが、さっぱりした夏野菜を食べることで、ミネラルやビタミンを上手に補給し、夏バテや熱中症を予防しましょう。