30-15 食べていますか?朝食。子どもの朝食欠 食が増加傾向に。
近年、小中学生の朝食欠食率が再び増加傾向にあるようです。食べる時間がない、食欲がない、というのが欠食理由の4割を占めるのだとか。
それでは、朝食はどのような働きをしているのでしょうか。
朝食は1日の活力のもとになります。まだ眠っている脳にブドウ糖を送り込むことで、全身に活動開始の命令を出すのです。朝食を食べないでいると、便秘が続いたり、体温が上がらなかったり、日中頭がぼーっとして働かないなど、心身に様々変調が現れるようになります。
そして、朝食抜きは肥満のもと、とも言われています。それは空腹の時間が長いほど体は食べたものをすべて吸収し、結果として太りやすい体質になってしまうのです。
しかし、朝食を抜いていた人が、次の日からすぐに食べられるようになるとは限りません。そのためには、色々な工夫が必要になります。
①夜更かしをしない
②夜食を食べない
③夕食を少し軽めに食べる
④朝、少し早く起きて体を動かす
すぐに朝食が食べられるようになれば良いのですが、それでも食べられないときには、牛乳、野菜ジュース、バナナ、ヨーグルトなどからはじめ、少しづつ食べられる量を増やしてみましょう。
大人の食習慣は、一緒に暮らす子どもの食習慣にも大きな影響を与えます。生涯にわたって健康的な心と体を維持するためにも、まずは朝食を食べるところからはじめてみませんか。